タテワレ・デイズ

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野性的な体で社会生活したい主婦のブログ 腹筋縦割れを再び目標に掲げ、今度こそまぶしい縦割れをものにしたい! でも横割れまではいらないかな お気楽なエコ思想がライフワーク 健康管理・子育て・自分のブロック解放などについて書いていきます

低周波騒音が聞こえるつらさ-低周波過敏症が改善した記録

私にだけ聞こえる不快な音

2015年秋の終わり頃、家にいる時にブーンという音が聞こえるようになりました。プルプルプルというような波長のこともありました。

大きなモーターが回っているような音で、頭に直接響いてくるような感じがして、聞こえている間は集中することも難しかったです。

 

当時住んでいたマンションの隣に新しい家が建ったので、何か音のするものを設置したのかと思いました。

でもだんなに聞いてみても、何も聞こえないと言われるばかり。遊びに訪れていた母も、何も聞こえないとのこと。聞こえない人たちは、神経質なんじゃないかとか耳鳴りとは違うのかと言います。

なんで私だけ聞こえるの!?とさらに焦りました。

 

聞こえたり聞こえなかったりしたその音は、やがてずっと聞こえるようになりました。

夜、寝る時になると音は強まって感じられて、うるさくて寝付きにくくなりました。

 

音の発生源を探しに近所を歩き回ったこともあります。

でも、外に一歩出るとその音はほとんど聞こえなくなるのでした。もちろん、疑いをかけたお隣さんの家からも聞こえませんでした。

そして家に戻ると相変わらず聞こえるというのが事実でした。

 

低周波音と判明

インターネットで調べたところ、それは低周波音と呼ばれるもののようだとわかりました。

低周波騒音として社会問題にもなっているものだったのですが、私は知りませんでした。

 

本来ならば人間には音として聞こえない波長なのに、それを感知してしまう人が増えているようです。超音波の音が波長が短すぎて人間には聞こえないように、低周波音の波長は人間には長すぎて聞こえないものなのです。

 

低周波音を発するものはモーターなどを始め、身の回りに多くありますが、低周波音に過敏になった状態の人はささいなはずの音量でもいちいち拾ってしまうのです。

 

低周波騒音が社会問題となったのは、隣家のヒートポンプ式給湯器の作動音によって健康を損ねてしまった夫婦の事例があってからです。このご夫婦は、低周波音に過敏になるならない以前に、自宅で長い時間休息する寝室のすぐ脇に隣家のヒートポンプ式給湯器が設置される形になったことで強い低周波音にさらされました。

低周波音による健康被害は、工場の隣の家に住む人にもよくある現象だそうです。工場の機械から発生する強い低周波音が原因です。

 

最悪の状態の時のこと

私は、いちばん状態がひどい時には、車のアイドリング音やスーパーの冷凍・冷蔵庫やエアコンのモーター音も頭に響いていました。

夜はその音が特に大音量で頭に響いてくるのでますます寝付きにくくなりました。

昼は、適当な音楽を流してごまかしていましたが、寝る時には空気清浄機を強めの設定にしてその音で低周波をかき消すようにしてすぐそばで寝ていました。

そしたら、だんなには清浄機の音がうるさいと不評でした…

 

よく寝れないので、日中も余計に音が気に触るという悪循環にはまっていました。

 

なぜ室内でよく聞こえてしまうのか

低周波音は、建物や家の構造と共振することが多いようです。低周波過敏症の人に取って、外ではあまり聞こえなくても、家だと低周波音が聞こえる人が多いのはそういう理由からでした。

私の場合、小規模マンションでも低周波音が聞こえ、一戸建ての両家の実家でも聞こえ、旅行先の田舎の旅館でも聞こえました。

こうなると、音の原因探しは無意味と思えました。あちこちで様々な機械を使っている日本ではもはやどこへ行っても聞こえてくるんだと。

 

ただ、友人の住む大規模マンションの一室に遊びに行って泊まった時は全く低周波音が聞こえませんでした。大都会に建っているマンションなので意外でした。ひさしぶりに嫌な音から解放された気分は最高でした!

 

低周波音の聞こえ方から大きな気づきへ

低周波騒音を感知するようになってからは、被害者意識を感じる毎日でした。

調べまくっても、改善したという方法も確実に効果のある対策グッズなどもありません。(気功で改善したという情報はありましたが、私は疑い深いので少なくとも自分には効かないと判断しました)

北欧の国では、低周波音騒音となりうる波長を出す機器類の使用が禁止されています。日本は経済至上主義で健康に関する規制が遅れてるよなーとか、世の中のことをひたすら恨む自分。

 

あらゆる家で聞こえてしまうので、逃げ場も無い気持ちになって、紛らわせるだけ紛らわして生きていくしかないなと思っていました。

 

ある日、夜中に目覚めた私は、横になったままぼんやりして過ごしていましたが、いつもの低周波音が聞こえていないことに気づきました。

気付いた瞬間、小さな音量で低周波音は聞こえ始めてあっという間にいつもの大音量になりました。

 

その現象は、他の夜に目覚めた時にも再現されました。

私が目覚めた瞬間にどこかの機械が作動を始めるとは考えにくいです!

 

そして思いました。私の意識が自ら低周波音を拾いに行っているんではないか!?と。

 

低周波音が聞こえるようになる原因

解明はされていませんが、経験と他の方の経験談を読む限りストレスが大きく関わっていそうです。

あまりにも強い低周波音が近くにある環境に置かれたなら誰でも健康被害を受けそうですが、私のように特にはっきりした音の発生源が無い場合はストレスで体が低周波音を拾いに行くように変化した結果の現象だと思います。

 

発症当時は陸の孤島的地域に住んでいて、転勤がありそうという話のまま住み続けること6年。

その地域で仲の良い友達ができても、友達が他の土地に去っていくことが繰り返されてつらかったです。発症当時の秋もひとり見送ったばかりでした。

 

転勤した場合に家を建てるお金が必要になるので車も買わないでと言われてるけどその転勤話もはっきりしなくて、子育ては煮詰まってるし、またメンタルダウンしちゃうのかな!?というような状況でした。

 

メンタルダウンには至らなかったものの、低周波音にすっかり過敏になってしまっていました。

 

そして見つけた自分にとって重要な情報

ストレスが原因とみなしてネットで情報収集をし始めると、ストレスのみならず過去の嫌な経験が低周波過敏症の原因とする情報を見つけました。

そして"体制感情解放"というワードに出会います。

そこから"アダルトチルドレン"や"自己肯定感"と言った、自分に自信のない私にぴったり当てはまる概念がどんどん出てきて、自分のことを良く知ることができました。

 

必要そうな本は買いました。本の中のワークにも取り組みました。 

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 カウンセラーも探しました。でも料金が高すぎて手を出せませんでした。

お世話にはなりませんでしたが、あるカウンセラーさんが、カウンセリングと整体を組み合わせたお仕事をされているのを知りました。

その整体が、操体法だったのでした。

私が大好きな操体法と出会えたのは、この低周波音への過敏症があったからなのでした。

 

操体法を受けてみたい、そして自分でも取り入れて整体のお店をやってみたいと思いました。

 

自分が向き合うべきこと(古いマイナスの感情を手放すこと、自己肯定感を高めること)と、これから新しくやってみたいことがはっきりわかったのでした。

 

運命も動き出しました

秋に低周波音過敏症を発症して、幸運にも、次に迎える春にだんなが転勤できることになりました。

だんながずっと住みたいと希望していた、だんなの出身地に住むことになりました。

交通アクセスもずっと良くなって、息子も幼稚園に通い始め、やりたかったことをいろいろ実現できる環境になりました。

 

低周波音が強い弱いは場所によって変わることもあるので、実際のところ土地を購入して定住することには不安がありました。

土地選びで現地で音を感じなくても、建てた家でどれくらい共振するかは建ててみないと分からなくてとにかく不安でした。

 

そして新居が完成。入居してみて低周波音が聞こえた時はあきらめの境地でしたが…

それでも!転居前よりもずっと希望が持てる生活になったことと、夜も清浄機の近くなら寝付けるようになったこともあって、この家に住み続ける覚悟が決まりました。

 

改善しました

そして発症から1年後の2016年秋には、低周波音はほとんど気にならなくなっていました。

聞こえないわけではないのですが、音量は下がり、音のことが気にならなかったり完全に忘れている時間が増えました。

転居の希望が叶ったのもありますし、自分のことも前より好きになれているので、どちらも改善の理由になっているんじゃないかなと思います。

 

そして今は、聞こえてくる音の質を自分で変えられるようになっています。

低周波音の不快な響きを、何も使わずに自分の意識だけできれいな和音に変えることができます。

それにはハーモニーベルのCDの助けがありました。

 

次の記事では私が試した低周波音対策グッズとその感想をご紹介するつもりです。

低周波騒音に悩まれている方々がご自身にあった対策を見つけるお役に立てましたらうれしいです。

 

▼対策グッズとその感想

www.tateware-days.com

 

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HSPだから低周波に敏感になったとも考えられるし、HSPだからこそその低周波に適応し始めたとも私は考えているのでご参考になれば。

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