日当たりの悪い家と庭だと思っていたけれどそうでもないことに気付きました
新築した家の第一印象は、暗っ!でした。
北側道路の土地を選んだのである程度は覚悟していましたが、それにしてももっと日光を取り入れられるように建てられたんじゃないかとホームメーカーの設計を疑いました。
まわりの家はすでに建っていたので、どこから光が入りやすくて、どのへんがお隣さんの家の陰になるかはわかっていたのですが…
リビングの掃き出し窓は、まさにお隣さんの陰になる時間が最も長い場所に設計されてしまっていました。
さらには、貴重な日光を無駄に遮るインナーバルコニーの壁。
私たちが希望したわけではなくホームメーカーのほうでおすすめと言うのでそういう仕様にしたのですがとことん日光を遮る結果になりました。
バルコニーの位置ももっと引っ込める余地もあったので、1階の窓に届く日光が午前中から早々に遮られるなんてことは避けられたのです…
庭も、昼すぎには全面が自宅の陰となって日陰に。
息子と庭でいろんな野菜を育てるという夢がかすんでいきました。
地植えで緑のカーテンを育てたかったけれど、わざわざ日陰を作る必要もなさそう。日光が不足していて植物がしっかりしたカーテン状に育つかも微妙。
おかげさまで新築早々、暗い気持ちになってました。
夏涼しそうというメリットだけを希望に生きていこうと思いました。
明るい兆し-庭編
先日、芝刈りハサミを買ってからというもの、庭に生えてくる雑草のカッティングが趣味になりました。
今朝も息子を幼稚園に送った後、家事よりも何よりも真っ先に刈り込み作業に夢中になってました。
気付けば2時間も刈り込んでました。
刈ってはその仕上がりをうっとり眺め、の繰り返しなので実働は半分くらいだと思いますが。
庭のあまり日が当たらないと思っていた場所で、オオイヌノフグリ(◯◯のフグリ系の植物はいろいろあるから違う種類かも…)とナズナが生えていました。
図書館から借りている『雑草と楽しむ庭づくり』を読んでいたら、オオイヌノフグリやナズナは日当たりの良い場所で育つ植物と書かれてありました。
その場所は日が当たっているのが4〜5時間程度なので私には日当たりが悪く思えていたけれど、植物たちにとっては実は日当たりが良いとされる場所なんだ!と思ってどれだけうれしかったことでしょう。
植物、特に自然に生えて育つ雑草は正直ですからね。自分に合わない環境に生えてきたら淘汰されますからね。
雑草たちに日当たりが良いと教えてもらった場所を家庭菜園用に使うのがいちばん良いのだろうと思います。
オオイヌノフグリとナズナの存在をありがたく思いつつも、家の庭に導入する"地面から5cm以上の部分は切り落とすルール"に則って短くカッティングさせてもらいました。
ナズナの花や種ができる部分(いわゆるぺんぺん草として遊ぶ部分)はだいたい切り落とされてしまうけれど、何回か切っていくうちに、雑草たちも花や種をつける部分をだんだん低くしていくそうです。
雑草のそんな適応力の高さも魅力に感じます。
5cmルールは『雑草と楽しむ庭づくり』で紹介されていました。雑草を芝生代わりに管理する場合に最も効率の良い長さなんだそうです。
明るい気持ちに-室内編
室内に入ってくる自然光が少なくて暗いのはどうにもできないこと。
気分だけでも明るくなればいいなと思って、昔から興味があったサンキャッチャーを買ってみました。
レインボーメーカーとも呼ばれている、直射日光を受けて虹を作る雑貨です。
直射日光が窓に届く時間も限られていますが、サンキャッチャーを吊るして室内に細かい虹がたくさん広がった時の感動は大きかったです。
時間によって直射日光が届く場所が移るごとに、自分でサンキャッチャーを移動するのも苦にならないくらいでした。
リビング窓から5mほど離れた逆サイドのキッチンの壁にも、光が虹となって届くのがまたうれしいです。
そもそもサンキャッチャーは、冬になると日照時間が極端に短くなる高緯度地域で作り出された文化らしいですね。
貴重な日光を取り入れて楽しもうとするものなので、家の暗いリビングにもその精神がぴったりくるわけです!
また、室内の日向部分には、明るすぎて虹は映りません。明るい床や壁だと、うっすら見える程度です。薄暗いところほど虹がくっきりと見えてきれいなのです。
冬の朝は特に太陽の高度が低いので、サンキャッチャーを通した虹たちが天井に広がってそれはまたきれいな光景を作ってくれました。
出勤前のだんなの気持ちさえも少なからず盛り上げてくれていたようでした。
息子もよろこんで虹をタッチしに走り回ったりしました。
顔やおしり(写真掲載は自粛)に虹を映して遊ぶのも楽しそうでした。
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