雑草を活かした庭づくり-管理は次なるステージへ!自然に生えてきた芝を育てる方向へ
外構工事をしないままの庭管理を楽しんでいる私。
ハタから見たら変人です。かなり変わっています。
伸びてくる雑草を芝生代わりにするべく、ひたすら刈り続けてきました。
雑草は豊かな資源です。生命力が強いから踏んだって気にならないし、なんと言っても何もしなくても無料で生えてきてくれます。
かと言って完全に自然任せにする必要もありません。
生えてきてほしくない種類の雑草は抜いてしまえば良いのです。
縦に伸びやすい雑草、虫がたかりそうな雑草、トゲがある雑草。こういう類のものは根っこから抜いてご退場いただいています。
自分の好みの雑草を選択していくのもおもしろいところです。
自分の判断に従ってあれこれやってみることができるところも気持ち良いのかもしれません。
作業自体は労力もかかるけれど、私にとって最高の癒しです。
時々思わぬところから花を咲かせている雑草があったりすると和みます。そういうところから季節を感じることもあります。
グラウンドカバー的な芝の登場
夏の初め頃でしょうか。目の細かい芝が生えてきました。
もちろん雑草です。なんという種類の芝かはわかりませんし、わかる必要もないなと思っています。
この芝が良い感じに広がってきていて、メインのグラウンドカバーになってほしいと思いました。
実は、それまではどんな種類の雑草でもなるべく残すようにしていました。
家の庭には、いわゆるねこじゃらしが多いです。ねこじゃらしに刈り込みを入れ続けてきたので、家に生えているねこじゃらしはあまり縦に伸びるような穂を付けません。地面を這うように伸長して、穂もそのまま地面に沿うように付けています。
環境に見事に適応してきたねこじゃらしのことをすごいと思いつつも、芝なら芝だけのじゅうたんのようにしてみたいと思ったので、ねこじゃらしたちを抜くことにしました。
先ほど、かなりの数のねこじゃらしを抜いてきましたよ。
どれくらいかというと、目を閉じるとねこじゃらしの株を上から見た様子の残像が見えるほど(+_+)
こうしていよいよ、自分好みのグラウンドカバーを育てていける段階に来たのでした。
庭の様子を写真で紹介
それでは、庭の様子を写真でご覧ください!
まずは、いろんな種類のクローバーたち。
▼駐車スペースに広がってきたこの小さめのクローバーもグラウンドカバーに良さそうです。シロツメクサです。
▼さらにもっと小さなクローバーのカタバミ。畑では厄介な雑草として嫌われていますが、家の庭にはウエルカムです。
▼こちらは大きなクローバーのアカツメクサ。シロツメクサのような花ですが、やや大型で色も赤い花をつけます。
次に、増やした植栽スペースの紹介です。
植物オタクの息子が苗をあちこちでもらってきたりするので、駐車場にも植栽スペースが侵出しました。
奥までバック駐車すると排気ガスがまともにかかるような場所です(^-^;)
▼オナモミ、アサガオ、フウセンカズラが元気に生育中。
▼仮設の階段の隙間にも植えてます。
このスペースが「イングリッシュガーデンみたい」などなど、家を訪れるお客様がたになかなかの人気です。
人間以外のお客様にも好評のようで…
彼らとは毎日のように庭の同じ場所で出会えます。
アマガエルはどこから来たんでしょうかね?
近くに水場も無いのですが。
他にも、カナヘビにバッタもいますし、最近はコオロギもたくさん見かけます。
リビングからの眺め
リビングの窓際にはアサガオを植えて、毎年恒例の緑のカーテンを作っています。
リビングから見えるこういう眺めが好きなんです。
去年は台風の後に見事にロープが落ちてしまい、緑のカーテンが緑のじゅうたんになってしまったという苦い思い出があります。
リビングからは小鳥が庭に降り立つ様子もよく見ることができます。
虫をつついて食べているのだと思います。
だんなは家の庭に小鳥が訪れるところがお気に入りみたいです。
なんかもう、私は外構工事をする必要性をあまり感じなくなってしまっていたりします。
物理的限界としては、仮設の土止めと仮設の階段が朽ちる前には工事をしないとなんですけどね。
家の前をたまたま通りかかった外構屋さんが飛び込みで営業に来た時にはすぐに帰ってもらいました。
自分としては満足しているものに対して、工事が必要でしょう?と他人から言われるのは気分が良くありませんでした。
雑草を活かす考えのある外構屋さん(まだまだ少数派)と相談しながら外構計画を立てて行きたいです。
駐車場にはコンクリートを打って庭には芝生を植えるのが定番みたいになってますが、私は土と自然の雑草に囲まれているのが気持ちが良いんです。
そういう感覚の人が少ないから、そういうことを実現する手伝いをしてくれる外構屋さんが少ないんだろうなってことも現実的には理解できます。
まだまだ簡単にはいかないかもしれませんが、住宅地の中で実現可能な自然な庭づくりの夢を叶えたいと思います。