キャンプの間お菓子無しの息子とお菓子食べまくりの私たち夫婦-食事をあまり食べないでお菓子を欲しがる息子との長い戦い
息子5才が単独でキャンプに参加してきました。
キャンプ期間中、参加のこどもたちはおやつを食べません。
そういう方針になっているところも参加させたいポイントでした。
息子は食事への興味や執着が少ないです。
そのくせお菓子はいつでもいくらでも食べたがります。
私もだんなも「ごはんを食べてからお菓子を食べていいよ」と言っているので、息子はお菓子を食べるためにごはんを食べるという思考になっています。
ごはんを食べ終わった時に息子が発する言葉は「じゃあお菓子食べよう!」です。
いい気分がしません。
もっと嫌な気分になることもあります。
食べたくて待ちきれないお菓子がある時には「早くごはん出して!」です。
全然食事の時間じゃなくても、おなかが空いていなくてもそう言います。
息子が純粋に「おなかすいた」とか「ごはん食べたい」と言うことは今までもほとんどありません。
私は時間や都合よりも自分の空腹ベースで食事を摂っている人間なので、息子が「おなかすいた」と言ってこないと食事を出し忘れることがあります。
それでも息子本人も全然平気なんです。
「ごはん食べてなかったね!」と私が焦って言っても、反応は薄いです。
息子がハンストしたこと
息子が3才の時には「お菓子食べさせろ」と大暴れしてしつこくわがままを通そうとしていました。
「ごはん食べてから」と言うと、「ごはんいらない!」となり、「じゃああげない!」としばらく様子を見たことがあります。
1度思いっきり空腹感を味わったら、食事への興味や執着が湧くかなと期待して夕飯を食べさせませんでした。
迎えた翌朝、ガツガツ食べるんじゃないかという期待は裏切られました。
息子は「まだごはんいらない!」と言ったのです。
どれだけ頑固なんだ!?と思いました。
何食か抜くことにも余裕で耐えられるほどの低燃費な体質だということもわかりました。
私は完全に為すすべが無くなってしまったのでした。
まだ幼稚園に通う前だったので、即行で民間の育児相談に電話しました。
息子の頑固さには相談員の方も驚いていました。
「いきなり回答にならないことを言って申し訳ないですが、好きなことを見つけたら熱心にのめり込むタイプだと思います。将来が楽しみです。いや〜、お母さんお困りで相談されているところすみません。」
と言われました。
食事に興味がなくてあまり食べようとしないことについても、対策を考えてくれました。
「息子さんはまず小食なことは間違いなさそうです。たくさん食べさせることはひとまず置いておきましょう。食器にも少しだけ盛るようにして、完食できたという達成感を与えてみてはどうでしょう?」と。
頑固さに共感してもらった上で客観的かつ建設的なアドバイスをもらって、気持ちが楽になりました。
アドバイス通りにしてみても息子の食事への態度はほとんど変わりませんでした。
でも、小食ということを受け入れて、無理に食べさせなくてもいいかなと思えるようになりました。
「もう少し頑張って」と、白米を食べさせると息子はオエッとえづくこともありました。
息子がもういらないと食事を終了したらそれが本人にとってちょうど良いところなんですよね。
食べすぎないのも本能 甘いものが欲しいのも本能
野生動物は適量を知っていてそれ以上は食べないものらしいです。
小さいこどもはまだ本能が鈍ってないんですね。
今になってそう思います。
たくさん食べて成長したり元気出したりしてほしいという考えは世間一般で常識とされています。
でもそのことについて自分で考えてみることが無いまま、結果的に息子の本能に反することを強いていたことを申し訳なく思います。
赤ちゃんを含むこどもたちが、甘いものを欲するのもまた本能だと言います。
現代ではいくらでも甘いものは手に入ります。
だから、取り過ぎになりがちです。
それについては大人が摂取量をコントロールしてあげるのがこどもたちの体のためになると私は考えています。
摂りすぎになりがちな糖分
身近なものに、糖分は大量に含まれています。
ざっくりした目安で言うと、清涼飲料水では約10%が糖分です。
500mlのペットボトルの場合、50gが砂糖ということになります。
角砂糖ひとつが3〜4gなので、単純計算でも10個ぶんは入っていることが分かります。
実家の近所のおばさんは甘い飲み物が好きで、実家に遊びに来て紅茶を飲む時には5個くらいの角砂糖を入れます。
それを見て私はギョッとするのですが、500mlの清涼飲料水を飲んだらその倍量の砂糖を取り入れることになるなんて!
溶け込んでいて見えないって怖いなと思いました。
私はあまりお菓子作りが好きではないのですが、友達と一緒にケーキやクッキーを作ったことがあります。
その時に入れる砂糖の量には驚きました。
市販のお菓子にも同じくらいの割合で砂糖が含まれているわけですからね。
1度、自分でお菓子を作ってみると、身近なお菓子に多量の砂糖が含まれていることがわかるのでお勧めです。
ホットケーキミックスにも砂糖が多く入っているので、私は自作しています。
私はかなりの面倒くさがりですが、そんなに面倒な作業には感じません。
自作すると甘ったるくならなくて好きです。
▼以前記録に残したレシピ。砂糖30gと書いてあるけど、今は小さじ1杯弱で作ってます。
息子がキャンプに行っている間の不摂生ぶり
そんな食に対するストイックな内容を書いておきながら…
息子のキャンプ期間中、私たち夫婦はそれはもう気ままに気軽にお菓子を食べていました。
いつもは息子の手前、私たち自身が食べたいからといってその場で食べることはしていません。
どうしても食べたかったら隠れて食べたり、食べた後の包装が見つからないようにしっかり処分しています。
息子の目が無いとなって、私はストックしてあったお菓子をあれこれ食べました。
だんなは1日に何回もアイスを食べていて幸せそうでした。
間食以外でも、使ったものを出しっぱなしにしていたり、気が緩んだ生活をできました。
普段は草刈りハサミは使うたびにこどもの手の届かないところに片付けていましたが、キャンプ期間中は玄関内に出しっぱなしにしてました。
この機会に良い息抜きができました。
そんな生活をしていたら、キャンプ3日目あたりには怠惰な感じになっていました。
だらだら間食してたので逆流性食道炎的な症状も出てきました。
それも不思議でないくらいに過剰に息抜きしちゃった実感はあります。
息子がいるから生活が引き締まっている部分もかなりあるんだなと実感しました。
▼糖分が体に与える影響について書いた記事