免許更新で受けた交通安全講習が重かった話-運転するのが怖くなったけど「人・車・物にぶつからないで運転すればいいだけ!」
この記事は重い気持ちになっている自分のために書いてます。書き出しておかないと夢に出てきそうなレベルです。
とにかく重い内容だってことはあらかじめおことわりしておきます。
免許更新に必要な講習って、交通事故の再現とか被害者や加害者の人生に迫る内容が多いですよね。
HSPの私はそういう話を見ると、つらくなって引きずってしまいやすいです。ニュースとかは見なければいいだけですが、免許の講習のビデオは見せられてしまいますからね。
事故のニュースはニュースで現場検証に使われた札とか血の跡とかを映すけど、それに何の意味があるんだろうと思ってます。
HSPについてはこちらに書きました
今回の講習はいちばん後ろの席で客観視しようと努めましたが、今回はこどもを事故で亡くしてしまった遺族のインタビューから始まり、それがつらくてずっと引きずってしまいました。
本人に過失が全く無かったというのもやり切れなかったですし、脳が出てたっていう描写がダメでした。
講習を終えて昼を食べて買い物してから帰ってきてもまだ重い気持ちです。
車を運転する気持ちすら無くなってしまってます。
恐怖に訴えかけるのは交通事故を減らすのに有効なんだとは思いますが、事故防止にせよ何かの宣伝にせよ、恐怖に訴えるやり方は好きになれません。
そもそも、必要以上に他人の感情に入り込むのはHSPの悪い癖なんですよね。
今日の講習では自分と他人の境界をはっきりさせるのをうまく実践できなかったなと思います。
見ていてその場で気持ち悪くなるところまで行かなかったのは進歩したところだと思います。
今回の被害者の母親は他にもうひとりお子さんがいて、その子のために立ち直れたと言っていました。
インタビューはどうしても母親目線で見てしまっていて、うちはこどもがひとりだからどうしようとか自分のことみたいに感情移入して考えていました。
少し前には飲酒運転の車にこども3人全員の命を奪われた事件もありましたし、月食を観察した帰り道に兄弟2人がやはり飲酒運転の車に命を奪われた事件もありました。
後に、新しい星がふたつ発見された時に、それぞれにその兄弟の名前が付けられたとニュースで知りました。それでも他人の私の気持ちですら救われるかと言うとなんとも言えません。
最終的に、生きてる限り何が起こるかはわからないという結論に達しました。それは人間以外の全ての生き物にも言えることですし。
息子にはまず、自ら交通事故にあう危険を高めるようなことをしないように教えるしかないですね。
追記
教習所で言われた言葉を思い出しました。
路上に出て緊張しまくりだった私に「人、車、物に当たらないように運転すればいいだけだから!」とおばちゃん教官が言いました。
そう思うとシンプルなことに思えて気が楽になったのでした。