植物オタクの息子が待ちに待った春が近づいてきました-そんな春の到来を私が素直に喜べない理由
2月の終わり 早くもつくしが生えてきました
先週の金曜日、降園後もお友達と公園で延々と遊んだ息子でしたが、その公園でつくしが数本生えているのを発見しました。
その日生えていたつくしたちは、息子とお友達に一瞬のうちに抜き去られました。
春の訪れを早くも感じさせてくれた存在なのに、こうしてあんまりな扱いを受けていました。
週明けの月曜日は、息子の強い希望によって朝からその公園につくし取りに行く予定になりました。
取ったつくしは料理するように指示されるんだと思います。まず間違いないでしょう。彼の愛読している植物図鑑に"つくしの卵とじ"のレシピが紹介されていましたからね。
これから間も無くあらゆる植物が続々と出芽したり、いろんな花が咲いたりすることでしょう。
冬の間、愛でる対象である草花が少なくて寂しく過ごしていた息子なので、身近な草花のちょっとした変化にもすごい勢いで食い付いています。
自宅の植物の世話をするのは私です
この週末も、祖母から新しい花の鉢を張り切ってもらってきましたしね。自宅で育てている植物たちの実質的なお世話係である私のキャパはそろそろ限界です。
植物には水をあげれば良いだけでもなくて、寒さに弱いものは室内に取り込んだり、傷んだ部分を摘んだりする必要があるので常にやらなければいけないことに迫られているみたいな気分になります。
玄関の外で育てているものは、世話が行き届いてない場合にはその様子が他人にもろにバレてしまうのも切ないです…
私は植物を育てるのは好きなほうと思っていましたが、食べられる野菜が収穫できたり、緑のカーテンを作ったりするというような目的が無いとあまり世話をする気が起きないタイプなんだと気付きました。
ところが、花を愛でたいタイプの息子がもらってきたり、欲しがって買ったり買ってもらったりする植物は観賞用のものが多いですからね!
菜の花をスーパーで買いました
先日はスーパーで菜の花を見つけて、春らしさを感じてうれしくなりました。おひたしにしようと思って買ってきましたが、調理する段階で息子に「食べちゃダメ」と止められました。
一輪だけテーブルに飾ることにして、あとは調理するということで息子も納得しました。
おひたしにしたらしたで、息子も進んで食べていました。
ひな祭りが近いので…
スーパーのお花コーナーには、桃の花が咲いている枝が売られています。息子をスーパーに連れて行くたびにそれが欲しいと言われて、交渉がめんどくさいです。
交渉しているうちに私も飾りたい気分になるのですが、玄関にはすでにピンク系の花をたくさんつけた他の植物たちもありますしね。
正月には梅の枝をねだられて買ったものの、飾る花瓶が足りないという事態になって困った経験もあります。その時は鍋も出動しました。
ヒヤシンスが開花
つくしに菜の花、桃の花を見て春の気分が高まったまさにその時に、玄関で水耕栽培していたヒヤシンスが開花しました。
玄関はヒヤシンスの香りでムンムンです。
このヒヤシンス容器は、息子がもらってきた花を活けておくのにも便利でした。
活けている花の間には、拾ってきた小石までディスプレイしてくれるこだわりっぷり。
枯山水かよ!?とつっこみたくなりましたが息子に言っても分からないですからね。これまたおかげさまで水を交換するのがめんどうでした…
バレンタインにバラの形のチョコレートをもらった息子は、大事そうにヒヤシンスの隣に飾っていました。
彼のお花のディスプレイ欲は食欲にも勝ることを知りました。
登園前のお楽しみも復活間近
息子の通う幼稚園の通り道に、趣味でお花を育てている近所のおばさんの畑があります。
畑には作物もあるし、いろんな種類の花も育てられています。
息子はこの畑に立ち寄っておばさんとお話をしたり、花を摘んでもらったりするのをとても楽しんでいます。
冬の間はさすがに花も無くなって、息子も朝の時間を家でゆっくり過ごしたいと言うようになったのでおばさんのところに通うのをしばらくお休みしています。
おばさんの畑の花が咲き始めたら、15分か20分くらい早く家を出てふたたび通い始めることになります。
息子が前向きに幼稚園に行く気持ちがあれば良いんですけどね。朝の説得に時間がかかるので、畑に立ち寄るならそのぶん早く起きないといけないんですよね。
春の雑草たちを見るのが楽しみ
以上のように大変なことも多々ありますが、これから出てくる雑草たちを見るのは私も楽しみなんです。
去年の春、幼稚園に行くのを激しく抵抗していた息子と一緒に観察した雑草たちを見ると、あれから1年経ったんだなぁと懐かしい気持ちになりそうです。
菜の花やオレンジ色のナガミヒナゲシが咲くと、次はカラスのエンドウの花から小さい豆のさやができるまでの成長を楽しめます。
花が終わったナガミヒナゲシは、種を取り出すのもおもしろいんですよね。
今年は、珍しいといわれている白いねじ花を見つけられたらいいなとも思っています。
息子の植物オタク度はこの1年で成長しているのでしょうか?そこも気になるところです。
そのうち、息子が遠慮なく植物トークを楽しめるような同じ趣味のお友達との出会いがあるといいなとも思っています。
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