こどもに粉薬を飲ませる方法-そのまま飲ませるのがいちばん飲みやすかったという話
シロップ薬
こどもが赤ちゃんの時はシロップの薬がよく出されます。息子もシロップが大好きで喜んで飲んでいました。
ただし、シロップは成分が分解しやすくて長期保存ができません。毎回こまごまと測るのも面倒です。
シロップ容器ももったいないし、容器代まで請求されることもあります。
私は、息子の風邪などの症状が治まったらすぐに薬を飲ませるのをやめている(抗生物質を使う時は飲み切らせます)ので、残った薬はしばらく取っておいて次に風邪をひいた時に使いたい人なのです。この点からもやはりシロップ派ではありません。
粉薬デビュー
息子が3才くらいになると、先生にも「粉薬は飲めるかな?」と聞かれるようになりました。
薬剤師さんに聞いたところ、粉薬だったら1年くらいはもつみたいです。処方薬を保存したい場合は、そのへんをご自身で確認してみてくださいね。
粉薬に苦戦したこと
以前通っていた病院では、息子にはよく粉薬の抗生物質が処方されました。
最初のうちは、水やジュースに溶かして飲ませていましたが「苦いから嫌だ」と飲まなくなりした。
ヨーグルトに混ぜこんでみてもやっぱり苦いらしいです。
粉薬を飲むのが苦手だと薬剤師さんに伝えたら、こどもへの飲ませ方を紹介したチラシも入れてくれました。その抗生物質の粉薬を作っている製薬会社が発行したものでした。
水、ジュース、ヨーグルトも紹介されていますが、なんとアイスに混ぜる方法まで提案されていました。
体を冷やしたら免疫力が下がって逆効果じゃないか!?とちょっとあきれました。甘いもの自体も免疫力を下げてしまうのに。
薬局で服薬ゼリーの宣伝をしていたりすると息子は食べたがるのですが、とても使ってみたいとは思えないお値段です。
大人が飲んでみてわかったこと
息子の風邪の症状がひどいと薬を飲んでほしくて、でもその粉薬にあまりにも苦戦してほとんど飲めないので、私ももうアイスを試してみるしかないか…と気持ちがブレたところでだんながファインプレーをしました。
粉薬をジュースに溶かしてみたものをだんな自ら飲みました。そしたら後味がとんでもなく苦かったそうです。
そして、だんな自ら粉薬をそのまま口に入れて飲みました。そしたら、甘い味付けがしてあっておいしいと言うのです。飲み込んだ後も苦くないとのこと。
息子にも口を開けさせて、粉薬を入れたところ「おいしい」と言って味わってからすんなりと飲み込んだのでした。
そして今の土地に引っ越してから通っている病院では、進んで抗生物質を出さない先生と出会えました。
なのでこれからはめったに抗生物質を飲むことは無いと思いますが、おかげさまで(?)息子は他の粉薬もしっかり飲めるようになりました。
処方される粉薬に味がついているかどうかはお医者さんや薬剤師さんに聞くと答えてくれます。何味がついているか教えてくれることもあります。
お医者さんに相談すれば、甘い味がついている薬を選んで処方してくれたりもするので間違いないと思います。
薬剤の商品名が◯◯ドライシロップという名前ならば間違いなく甘い粉薬です。
ちなみに息子がいちばん好きな粉薬はアレロックです。『アレロック顆粒』は顆粒状になっているので、息子はおいしいと言ってポリポリと噛んで服薬しています。
私も食べてみましたが、甘いことは甘くてもそんなにおいしいものではありませんでした。
アレロックもそうですが、副作用で眠気が出やすい薬を飲んでも全く眠くならない息子です。
だんなはアレロックを飲むと朦朧とするほど眠くなるというのに。
今はスギ花粉シーズンなので息子は毎日アレロック顆粒とオノンドライシロップを飲んでいます。
袋を渡せば自分で飲んでくれるのでとっても楽です!