茶葉からいれた緑茶がおいしかった!-緑茶にまつわる思い出ばなし
スーパーに紅茶を買いに行った時、お茶コーナーでたまたまこんなお茶が目に入りました。
80℃のお湯で入れるとおいしいと書かれていたところに心をつかまれました。
このシリーズには、他にも70℃と90℃のものもありましたが、真ん中を取って、しかも真ん中がいちばん安かったので80℃を買いました!
さて、自宅には急須がありません。
以前使っていたものが壊れてから特に必要もないと思って買っていませんでした。
緑茶はわざわざ急須でいれなくてもティーバッグもあるし、使った後の茶葉の処理もめんどうだし、という気持ちからです。
ハーブティーやいただきものの紅茶など、お茶っ葉のお茶を飲む時には急須がわりになるものとして、こちらのガラス製ティーポットを使っています。
緑茶をいれた時の観察記録を兼ねて載せます。
▼お湯を入れた直後。茶葉が全体的に拡散しています。
▼数十秒後。茶葉は水面に浮かび始めます。
このティーポットは、粗品でもらいました。
スーパーで伊藤園製品をいくつか買うともらえる商品でした。
▼実験器具でよくお世話になったiwaki製。このロゴが理系心をくすぐります。
ちなみに、80℃という温度も測ってはいません。
電気ケトルでお湯を温めて、沸騰する前に適当に電源を切って使いました。
茶葉からいれた緑茶の味は!?
香りがしっかり出ていて、味もしっかりしていておいしかったです!
(ティーバッグやペットボトルの緑茶と比べて)
細かい茶葉が濁りとなって漂っているところも、ちゃんとお茶をいれた感が出ていて良かったです。
私にとっては、実家時代におじいちゃんやおばあちゃんがいれてくれた緑茶の味そのものに感じました。
「これが本当の緑茶だよ!」と思いました。
父方の祖父母も母方の祖父母も、何かにつけて「お茶飲むけ?」と聞いてきたものです。
愛情を感じる行為でした。
こうして客観的に振り返ってみても、孫にお茶をいれる光景ってなんかほっこりしていいですね〜( ´▽`)
私もこうして自分で緑茶をいれて飲んでみて、息子にも少し冷ました状態でマグカップに入れてあげました。
ジュースを期待していた息子は「お茶〜!?」とあまりうれしくなさそうでした。
とりあえず渡しておいたところ、気づけば一気飲みしてました。
そして、おかわりも求めてきました。
おいしいものに正直なこどもが「おいしい!」と言って進んで飲むということは、本当においしいんだなぁと思います。
ありがちな展開そのものですが、お茶を何杯も飲んだその晩はおねしょしてくれました。
緑茶にまつわるいろいろな思い出ばなし
◆基本編
祖父が緑茶をいれている様子を身近に見ていたので、いろんなルールを覚えました。
急須に入れたお湯はお茶として出し切ること。
そうしないと、茶葉が無駄にふやけてしまいます。
無駄にふやかしてしまうと、2煎目、3煎目が出なくなってしまいます。
そう、緑茶は何回も出せることもポイントです。
リーズナブルな飲み物です!
出すものをほとんど出し切った茶葉や、もしくは薄いお茶自体のことは"出がらし"って言いますよね。
数人分のお茶をいれる時は、全ての湯のみに順番に少しずついれるのを繰り返して、どの湯のみも同じくらいのお茶の濃度になるようにすることも見てきました。
マナーとして覚えるよりも、こどもの時に見て覚えるのって自然に納得できていていいなと思いました。
◆急須編
一般的な急須の形状をした急須は、右利き用に作られているようです。
私の妹は左利きなので、左手で急須を使おうとすると自分の側じゃなくて外側に向けてお茶を出すことになると言っていました。
お客さんにお茶をいれようとする場合、お客さんは意表を突かれることと思います。
緑茶が自分の方に向かって注がれるというダイナミックなおもてなしを受けることになります。
また、新婚当初、引っ越してきた土地の雑貨屋さんでおかしな急須を見つけたことがあります。
ひとつの急須に注ぎ口が2つ付いている"二股急須"だったのです。
ギャグ要素が気に入って買いたくなりましたが、一緒にいた母とだんなに止められました。
◆湯のみ編
すしネタならぬ、漢方の素材の文字が並んだ湯のみを持っています。
10年近く前に養命酒のキャンペーンで当たったものです。
◆料亭編
ある料亭で緑茶を出す場合、湯のみの7割の分量まで入れて出すそうです。
それがいちばん上品に見えるのだと、料亭でバイトしていた女子寮の後輩に聞きました。
私が住んでいた女子寮ではなかなか変わったバイトが代々受け継がれていて、近所のスナックのバイトもあったりしましたからね(*´∇`*)
以上、緑茶にまつわる思い出でした。