マインドフルネスの練習《5週目》-「優しいまなざし」を向ける(WEEK14)
先週取り組んだマインドフルネスの練習のお題は「優しいまなざし」を向けるでした。
「今、ここ」に意識を集中する練習 心を強く、やわらかくする「マインドフルネス」入門
- 作者: ジャン・チョーズン・ベイズ,石川善樹,高橋由紀子
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2016/07/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私が息子を見ている目は監視しているような目つきだとだんなに言われたことがあります。
息子が生まれてから今までを通して、息子のことを優しいまなざしで見つめている時間はあまりなかったかもしれません!
このテーマを練習することは、その事実と向き合う機会になれそうと思いました。
練習を始めると。
優しい感じのまなざしを向けると、息子は一瞬、困惑気味の様子でした。
そしてそれを良い状況と受け取ったのか、困惑が消えたふうに普段通りに接してきました。
だんなは息子とは人生経験の量が違うせいか、困惑に加えて何か怪しむような様子でした。
本の深い教訓にはこう書いてあります。
こちらがどんな目をしているかに、相手は敏感に反応します。
たしかにその通りだと思いました。目つきだけで、思っている以上にかなりの量のメッセージを発信していることがわかりました。
こうしてこのふたりの反応からも、私が普段「優しくないまなざし」を大量に送っていたことにも気づくことになりました…
そっちのほうが普通の目になっていたことをはっきり実感させられてグサッときました。
「優しくないまなざし」を作る要素
家族に優しくないまなざしを送るのは、批判、不信、不満、イライラから来ているのかもしれません。
家族以外の外の世界の人たちにも私は「優しくないまなざし」を向けてきていると思います。
批判的な気持ちでそうなることもありますが、恥ずかしいからまなざしが優しくなくなったり目を合わせないようにしたりしている実感もあります。
「優しいまなざし」を向けるように過ごしてみると、自分の気持ちも気軽になったように感じました。
普段なら、道路上であいさつをしないで気づかないふりをしてやり過ごすような距離にいる人にもあいさつしていたりしました。
普段特に話すことはなくあいさつだけの関係の人の何人かとも雑談を交わしていました。
私とかかわる気がなさそうと今まで思っていた人たちでした。壁を作っていたのは自分だったのかもしれません。そして目で壁を表していたのかもしれません。
また、私には「優しいまなざし」を向けるという言葉から思い浮かぶひとりの人がいました。
その人はこどもが同じ幼稚園に通うお母さんです。
お子さんは息子と学年が違うので特別な接点はないのですが、いつも笑顔で(目も笑っている)あいさつしてくれるお母さんです。
特に知り合った仲でもない私に優しいまなざしを向けてくれている人です。
その人をイメージしながら練習に取り組んでいたところ、思いがけなくその人ご本人と接点ができて少しだけ言葉を交わす関係になりました。
逆に、怖い目をした子に会った時のことも思い出しました。
それは、息子が小さいときに一時保育で利用していた保育園に通っている子でした。
その子は誰とも一緒に遊ぼうとしないで他人をにらんでいました。砂を投げつけたり、他の子を泣かせていました。
2才くらいでそんなにも冷たい目をするようになることがわかってつらかったです。よほどの事情があるんだと思いました。
「優しいまなざし」の時の自分の感覚
「優しいまなざし」になっている時は、弛緩法を使って脱力している時のように目もとの力が抜けているのを感じました。
視野はかすんだ感じになって細かいことが気にならなくなっているような感覚でした。そのせいか、まわりの環境に影響されにくくなっているのがわかりました。
手軽にリラックスしたい時には「優しいまなざし」になるように意識すれば良いかもしれないと思いました。