マインドフルネスの練習《7週目》-「足の裏」を意識する(WEEK22)-そして練習自体に現れた停滞感!
マインドフルネスの練習についての記事の更新が遅れています。
「足の裏」を意識するに取り組んだのは先々週のことでした…
こちらのテーマについては、達成感がいまひとつでした。
自らの気づきもほとんど無かったし、本に書いてある気づきや教訓のパートを読んでもそれほど実感を伴わなかったというか感覚的にあまり響いてこなかったと言うか、表面的に通り過ぎてしまった感じがあります。
「今、ここ」に意識を集中する練習 心を強く、やわらかくする「マインドフルネス」入門
- 作者: ジャン・チョーズン・ベイズ,石川善樹,高橋由紀子
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「足の裏」を意識して良かったできごと
そんな感じでこのテーマへの取り組みはやや空振りだったような感じがありますが、1度、足の裏を意識することで切り抜けられたピンチがありました。
私は歯医者さんが苦手で、治療中に吐き気を感じやすいです。
口の中をいじられるので吐き気を感じてもおかしくはないのですが、必要以上に吐き気を感じている実感があります。
ストレスを感じる状況での吐き気とは小学生の時からの付き合いです。
他の様々な状況でも吐き気を感じることがありますが、数年前からはその症状にふりまわされにくくなってきています。
気持ち悪くなった時には、吐き気を受け入れて、吐き気をコントロールしようとせずに身を任せて、その時自分がしていることを淡々とやり続ける、そう対応するのが結果的にいちばん早く落ち着けるということを実感して身に付けました。
科学的には、偏桃体の異常興奮によって引き起こされている症状を、その興奮を鎮めて落ち着けているというわけみたいです。まさにこの対応が偏桃体の興奮を鎮める手っ取り早い方法なのでした。
今回の歯科治療では、なぜかわからないけど偏桃体がなかなか興奮しっぱなしになってしまっていたようで、いつものように対応しても吐き気が全く治まらなくて焦っていました。
そこで、その週に取り組んでいたマインドフルネスの練習テーマを思い出して実行してみたのでした。
足の裏に意識を向けるのにも勇気が要りました。意識のほとんどが口の中と吐き気に向けられていたのは、まさに症状をコントロールしようと必死になっていた証拠かもしれません。
想定外のしぶとい吐き気に対しては思いっきりコントロールしようとしている自分がいました。それがいちばんのNG行為と理解しているはずですが、やっちゃってたんですね。
勇気を出して足の裏に意識を向けてみました。
すると、足がひんやりしていました。緊張で足の裏に汗をかいていたんでしょうね。
その感覚を感じたら、吐き気が半減しました。
そして治療を最後まで続けて受けられました。
私が選ぶ歯医者さんは、一気に治療を進めてくれる歯医者さんです。
私は歯科治療が苦手ではあるけれども、1回の治療でちょこっとしかやらないところは嫌いなのです。
歯のクリーニングをする時に上の歯だけ、下の歯だけって分けられたりするところはちまちましていて好きになれません。
今行っているところは、歯石取りも歯みがきも同日にやってくれます。もちろん上の歯も下の歯も全部。
歯科治療が苦手だと伝えておけば良さそうなのですが、変な人と思われたくなくて伝えていません(;'∀')
精神的な吐き気の原因も、変に思われたくない気持ちや、人に迷惑をかけたくないという思いが強くはたらいているもののようです。(これは、嘔吐恐怖専門のカウンセラー、とがしやすゆきさんのブログによる情報です。まさにその通りと思います。)
今回の治療は無事に全て終了しました。が、そんなわけで私は歯科治療をなるべく受けたくないなーと思っています。
ネットで調べてみると、歯医者さんが苦手な人の多いこと!
やはり身動きの取れない状況が苦手(広場恐怖)な人や嘔吐反射が強く出る人にとっては苦痛みたいです。
笑気ガスを吸って治療を受けているという人もいれば、笑気ガスでは効果があまり得られなくて全身麻酔で治療を受けている人もいました。
日本は先進国ですが、そういう悩みに苦しんでいる人が多いことを異様に感じました。
体は健康でも、精神的に苦痛を感じている人が相当数存在していそうです。
恐怖や不安がストレスを産んで、様々な身体的苦痛を発生させていそうです。
内科などを受診しても異常は無く、対症療法だけなので実感として治らないといういらだちが生まれます。
症状が強くてさらに心療内科を受診したとしても、心療内科の先生の仕事はその人にあった投薬をすることだけです。これも対症療法の延長上にあるように私は感じます。
身体的苦痛を発生させている根本に自分でアプローチできたら、健康になれる人はかなりいるんではないかと思います。体自体は健康なわけですから。
アプローチ手段のひとつとして、まさにこのマインドフルネスが有効そうだと私は思っています。
他にも、TMS理論やNLPあたりが効果が高そうと思っています。
日本ではこのような分野の研究が欧米諸国よりも数十年ぶん遅れていると言われています。
命に関わるような緊急時には現代医学がファーストチョイスなことは間違いないと思いますが、病院に行っても治らない症状、不定愁訴には、自身の恐怖や不安と向き合うことが改善や克服、治癒への確実な手段だと思っています。