甥っ子1才-車が好きでおしゃべりな新潟弁ユーザー
新潟弁
帰省して1才の甥っ子と遊んできました。
もうすぐ2才ではありますが、ペラペラとよくしゃべること。
2〜3語文を操り、形容詞まで使ってきます。
今でこそおしゃべりな息子は、2才になってからもしばらく単語しかしゃべりませんでした。
甥っ子のしゃべり方の特徴は、かなりの新潟弁なことです。
行ぐ(行く)
おしめぇ(おしまい)
いてかった〜!(痛かった)
食べらんねかった〜!(食べられなかった)
などなど、親しみの持てる新潟弁っぷりです。
歯医者さんにかかった時には、いてかった〜を連呼しながら泣いていたそうです。
フッ素を塗ってもらっただけで決して痛い治療を受けたわけではなかったそうですが。
歯医者さんには「なまってるねー」と笑われたという話です。
妹夫婦はそんなに新潟弁ばかりで話しているわけではないので、おもしろい現象だなと思っていました。
両家の実家で、じじばばから吸収した部分も多いのでしょう。
また、甥っ子が通っている保育園の送り迎えに付いて行ったところ、年配の保育士さんが思いっきり新潟弁でした。
甥っ子は実家や保育園などで新潟弁を吸収できる環境にいることが分かりました。
方言もひとつの言語ですからね。操れたほうが世界が広がると私は思っています。
方言でしか出せない微妙なニュアンスとかがありますよね。
成人式の時に久しぶりに会った地元の友達に新潟弁で話しかけられたことがあり、それだけでもう昔からの仲間として受け入れられているように感じました。
友達が新潟弁を話すことを、私にバカにされないことを理解してくれていることも伝わってくるようでした。
そこには同じ言葉を共有する安心感がありました。
地元の人と結婚した友達は、夫婦で「どーいん、自分!(どうしたの、あなた?的な意味)」と言い合うのが理想と言っていました。
その感覚、わかるよ!と思いました。そう言い合えることはなんとも言えない良い雰囲気なのです。
地元の人と結婚するとそういう良いことがあるんだなとうらやましく思いました。
新潟では、自分という言葉を相手のことを指すのにも(二人称に)よく使います。
そういう時には「じ・ぶーん」というふうに「ぶ」にアクセントがあったりで、新潟弁ユーザー同士ではなんとなくわかります。
私のだんなは別の県の出身です。
私の実家に来た時に、私たち家族が新潟弁で話していると意味がわからないことが多々あって疎外感を感じると私にこっそり言ってきます。
実家では皆、自然と新潟弁で話してしまうので、だんなにはメジャーな新潟弁を覚えてもらうしかないですね(笑)
車好きな子
さて、また甥っ子の話に戻ります。
甥っ子は、道路を走る車を見ると、知っている車種だと車種名を叫びます。
家でもミニカーでよく遊んでいて、車が好きなんだなってことが伝わってきます。
5才の息子はミニカーではほとんど遊びませんでした。車には今もほとんど興味が無くて、自家用車の車種もわかっていません。
10文字以上はあるカタカナだらけの植物の名前たちをズラズラと唱えている息子も、興味が無いことには全く暗記力を発揮しないようです。
実家の近所にジープが停まっていた時、甥っ子はジープ!と言って興奮していました。
ジープの持ち主であるおじさんが、息子と甥っ子を乗せてくれました。
甥っ子と運転席を取り合って機嫌を損ねた息子はそこで退場したのですが、その後もそこにいた甥っ子は動いているジープに乗せてもらえたということでした。
そのジープは屋根無しバージョンで、扉も無くて、扉代わりのロープが命綱だったと同乗した妹が言っていました。
交差点を曲がる時に車から落ちないように、ロープを握るだけしかできなくて怖かったそうです。
走行音も爆音だったにもかかわらず、甥っ子はもっと乗りてかった〜となかなか降りたがらなかったようです。