5月にランドセルを注文した話-過熱気味の「ラン活」に引いていたはずなのに第一線で購入しました
年々ランドセルを買う時期が早まっていると聞いていました。
今年度年長になった息子は、4月の下旬にランドセルのカタログをたくさん持ち帰ってきました。
何社ものカタログが、同日に幼稚園で配布されたのでした。
カタログを一通り見て…
色とりどりのランドセルに、派手な飾り、高性能素材の採用、至れり尽くせりに備えられた機能のアピールに若干うんざりしました。
「うるさーい!」という感じです。
選択肢が増えに増えて、ランドセルを選ぶという行為がシンプルではなくなっていることも嫌だなって思いました。
「ラン活」という言葉まであるんですね。
それも、おじいちゃんおばあちゃん世代まで巻き込んだ一大イベントに仕上げられている雰囲気です。
ランドセルメーカーによって。
私の時代は、3学期に近所のデパートに「ランドセル買いに行くよ」と母に連れられて行ってその場で決めて買った記憶があります。
わが家の方向性
現代を生きるわが家ではどうするか。
だんなも私も「男の子なら黒でいい、むしろ黒が良いのだ!」と思っている人間です。
装飾も無いほうが好ましいと思っています。
そして、息子の希望は青!
息子が使うものだから、息子の希望も大いに取り入れた上で検討して決めたいと思いました。
行動開始
ゴールデンウィークのはじめ。
大型スーパーに買い物に行ったついでに、ランドセルの展示を見ました。
そこでは大手メーカーの製品を取り扱っていました。
お店の人のオススメは、柄モノ。
それが例年いちばん人気で早く売り切れるとのこと。
世の多くの人は新しい感覚でランドセル選びをしているんだなと知りました。
しかしながら柄モノは私たち夫婦も息子本人も避けたかったので、目当てのシンプルなデザインのランドセルの青いものを探しました。
青のランドセルの現物は展示されていませんでした。
本物と同じ皮の一部を並べてある色見本があったので見せてもらったところ、青は紺に近く見えました。
晴れた日の屋外では原色の青っぽく見えるだろうとのこと。
カタログの写真では明るい原色の青でした。
本物を見ずして決めるのは冒険だと思いました。
ということで、青ランドセルは保留となりました。
カバン店のランドセル
もらってきたカタログの中には、カバン店のものもありました。
カバン店の中でも、中村鞄製作所のランドセルはデザインが洗練されていて古くさくないのに昔ながらのシルエットの良さが残っているように見えました。
義母もランドセルを選ぶのを楽しみにしていたので、ゴールデンウィーク中の都合が合う日に私たち家族と一緒に見に行くことにしました。
中村鞄製作所を目指して都内に繰り出した私たち。
舎人ライナー初乗車に盛り上がる義母と私。
一方、電車系には全く興味のない息子。
最寄り駅を降りてお店に向かうと…
車が並び、人だかりのできている店がありました。
そこが中村鞄製作所でした!!!
店の中も、ランドセルの展示品を手に取ることすら難しい混雑具合。
店の前の駐車場には警備員さんが配備され、お客さんたちもお店への入場制限がありました。
想像をはるかに超える熱気に押されぎみの私たち。
舎人ライナーの中でスマホゲームをして降りる時に区切りが悪かったために機嫌を損ねてギャーギャー泣いている息子。
なんとかして、息子にランドセルを試しに背負わせてみる私たち。
中村鞄製作所には青のランドセルはありません。
黒のランドセルで背中側が水色のモデルを背負わせてみたら、「カッコいい!これがいい!」と息子はあっさり納得していました。
私たち夫婦も義母もそのデザインに満足しています。
背中と肩ベルトの裏に差し色が効いていることでありきたりすぎないところも気に入ってます。
そしてその場で購入しました。
注文になるので、届くのは11月下旬です。
今どきのランドセル選びに冷めていた風の私たち夫婦でしたが、カタログでかなり比較しましたし、早い段階で行動してさっさと買ってしまいました。
本当はかなり熱かったみたいです!
購入手続きを終えて中村鞄製作所を出たところ、お店の前で家族全員が入るように自撮りをしている家族がいました。
もはやテーマパーク級の存在感!
デザインに誘われて何気なく行ってみたお店でしたが、かなりの人気店だったんですね!
帰りの電車の中では、だんなが中村鞄製作所について調べていました。
例年、7月はじめには規定の数量に達して販売終了になっているみたいです。
今回の私たちはゴールデンウィークに家族の都合が合ったのでふらっと見に行って、息子も納得の様子だったので即購入したわけですが…
夏ごろまで迷っていたら買えなかったかもしれなかったですね。
私もしっかり三世代で、およそ1年も先取りした早い時期に、数日がかりで比較した上で購入いたしました(*゚∀゚*)
なんだかんだ言って派手にラン活しましたね(^-^;
たまには第一線で活動するのもおもしろいな〜と思いました。
私はこのランドセルの美しいデザインにうっとりしています。