2017年1月"3週連続 冬もジブリ"全部観ました
ちょうど『魔女の宅急便』のDVDを観たばかりでジブリ熱が高まっているところに、金曜ロードショーさんの企画がバチッとハマりました。
自分では3作品全部を観るとは思っていなかったのですが、全部観ました。
データ放送で"セリフでBINGO"という、名言を並べたビンゴが企画されていました。ビンゴで遊びながら作品を楽しめるのも良かったです。
1週目 ナウシカ
ナウシカは今まで観たことがありませんでした。
環境問題を学びたくて進学した大学では、多くの学生がナウシカファンでした。
ナウシカを観てこの道を志したんだぜ!
環境を学ぶのに観たことないなんて邪道じゃね?
という思想の人にも多く触れあったので、もはや信仰か!?という気がしてきて観る気がしませんでした。
同じことやっててもさ、きっかけは人それぞれでいいでしょ。とかいろいろ思うことあって、私は意地になってましたね。
学生寮にもナウシカの本が全巻そろってたけど読みませんでした。
それが年を取って丸くなったのか、今回のテレビ放送では観てみようかと思いました。
先入観は払って観たつもりですが、正直なところ私はあんまり好きには思えなかったです。
"自然を破壊する愚かな人間"っていうお説教的な設定と、戦いで大勢の人が死ぬのが好きじゃないんです。
人間と自然がテーマのものならば、今度は『もののけ姫』を借りてきて観ようかなという気持ちになってます。
2週目 千と千尋
これは4才の息子もリアルタイムで一気に観ましたよ。21時から23時半までの長丁場なのにすごい集中力を発揮していました。
その間とにかくストーリーを理解しようとしていたようで、質問攻めでした。
私はと言えば、大学生の時に映画で観たのに内容をほとんど覚えてなくて新鮮に楽しめてしまいました…
現実世界じゃないストーリーに一瞬で引き込まれる感覚がありました。
千尋にとっては不条理そのものの展開の中で、その世界のいろんな人たちに助けられながら自分の仕事を果たして行く姿が感動的でした。
彼女はなぜか助けたくなる存在なんですよね。
その全部は受け取り切れないだろうけど、多くのメッセージが込められているであろう作品なんだろうってことがわかりました。
放送が終わってからも息子とかおなしのマネをして盛り上がりました。
金曜の夜ふかしはなんかいいですね!
3週目 耳すま
中学生の恋愛ものと知っていたので今回観る気はなかったのですが…
だんなが観ていて、最初のシーンの会話が耳に入ってきてなんとなく観たら目を離せなくなって流れで最後まで観ちゃってました。
最初のシーンは、コンビニで牛乳を買ってきた主人公・雫に、母親が「牛乳1本でビニール袋に入れてもらってんの?」的な発言をします。
「だってくれるんだもん」と雫。セリフは正確ではありませんがそんなやり取りでした。
データ放送のセリフビンゴをやりたくてあらかじめ仮眠して放送を待っていた息子は結局起きれなくなって、残念ながら朝まで寝てました。
リアルタイムじゃないと参加できないイベントなのです。
朝起きて発した言葉は「9時だよ!ビンゴしよ!」でした。そした受け入れがたい事実にしばらく泣いていました。
少女マンガが原作というだけあって、恋愛系の名セリフが出るわ出るわ。
観てるだけても、なんか照れました。
自分よりがんばってる人にがんばってなんて言えないよ
進路が決まってないと恋もできないわけ?
熱い!そして若さがまぶしい!
好きな人が自己実現のためにがんばっている時に、雫が自分も自己実現に向けてがんばればいいんだって気付いてとんでもない勢いでがんばるシーンが好きでした。
付き合ってる人がいない時もそんなものですよね。
彼氏欲しいとか考えてても何にも生まれないですもんね。
自分の目の前のことをやれるかどうかがいつでも大事なんだなって思いました。
そして、携帯電話が無い時代の恋愛ストーリーだったのが新鮮でした。
そりゃ、会いたいなって思って会えたら運命とか思うよね。そのまま朝日を見に行って結婚を前提に付き合っちゃってもおかしくないよね。
現代は現代でいろんな愛情表現があるみたいですね。
LINEの一言のところにお互いの名前を入れておく、とかあるらしいです。オープンですねぇ〜
今の時代に青春時代だったとしても、私にはできねぇですわ!と思いました。
ジブリの世界へ
そんなわけで、今さらながらジブリの世界に興味が湧いてきています。
子供の時に観たことある作品もいい感じに内容を忘れてるし、観たことない作品もまだまだあるのでちょこちょこ観ていきたいと思います。
昨日行った映画館では、こんな大きなジブリスペースを見つけてうれしくなりました。
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