タテワレ・デイズ

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野性的な体で社会生活したい主婦のブログ 腹筋縦割れを再び目標に掲げ、今度こそまぶしい縦割れをものにしたい! でも横割れまではいらないかな お気楽なエコ思想がライフワーク 健康管理・子育て・自分のブロック解放などについて書いていきます

マインドフルネスはじめます-それは”お返しのできない贈り物への感謝の表現方法” -これから53週間、練習に取り組みます

気楽に生活したり、ストレスに強くなったりしたいと望んでいます。

その結果、もっと健康的になれるだろうし、余計な疲れから解放されてやりたいことをたくさんやれるだろうと思うからです。

 

この1年ほどで、引き寄せ、アダルトチルドレン、HSP、NLPに関する本を読んだり、そこから良さそうと思った瞑想を取り入れたりしているのですが、それでもなかなか抜けないのが、不安になりがちだったり、自己否定やマイナス思考するクセです。

 

生まれつきの素質も育ち方も影響した結果、そんな今の性格ができているわけです。

そして今回、自分の思考パターンとうまく付き合うテクニックであるマインドフルネスの本を読み始めました。

 

NLPも同様のテクニックなのですが、一般向け入門書を読んだだけでは生活に取り入れにくかったというのが私の感想です。どのようなイメージでワークをするかは専門家の助けがあったほうが良さそうと思ったからです。

NLP自体は有効性も高くて、私の場合はワークのおかげで繰り返し見ていた嫌な夢を見なくなりました。

かと言って専門家のところでNLPを習うとするととんでもない金額がかかるのが壁になる、というのが実際のところです。

NLPを取り入れた子育て本を読んだこともありますが、そちらは身近で取り組みやすかったのでなかなか良いと思いました。

男の子の将来が決まる! 10歳までの「言葉がけ」

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それではマインドフルネスの内容に戻ります。

今回、図書館で借りてきたマインドフルネス本はこちら『「今、ここ」に意識を集中する練習 心を強く、やわらかくする「マインドフルネス入門」』です。

「今、ここ」に意識を集中する練習 心を強く、やわらかくする「マインドフルネス」入門

「今、ここ」に意識を集中する練習 心を強く、やわらかくする「マインドフルネス」入門

  • 作者: ジャン・チョーズン・ベイズ,石川善樹,高橋由紀子
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2016/07/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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アメリカの小児科医であり瞑想講師でもある女性ジャン・チョーズン・ベイズ氏が書いた本です。

日本語版監修者・石川善樹氏が書いた序文から始まるのですが、そこからすでに私の心をつかんできました。

 

石川氏の言葉より

マインドフルネスは、禅から思想などの宗教色を分離した「マインドフルネス低減法」という科学的な研究によるメソッドがベースになっている。いわば、テクニックに近い。(本文より一部省略あり)

理論重視であり無宗教でもある私にとって抵抗なく入り込めそうなものだと思いました。

 

脳は、疲れた、イラつく、つらいなどのネガティブな感情に支配されやすい。それは、脳のなかにある「偏桃体」という不安や恐怖などのネガティブな感情を認識する部分が影響している。マインドフルネスは、そのような偏桃体からの支配から抜け出して、目の前に起こっていることに気づこうというものであり、「気づきのトレーニング」とも言われる。

偏桃体と言えば、私がストレスで吐き気を感じる時に異常興奮しているであろう場所なので興味がありました。

 

嘔吐恐怖やパニック障害専門のカウンセラーとがしやすゆきさんのブログを読んで実行してきた練習内容も、「今、ここ」を重視していました。

 

最近の経験では、吐き気を感じながら運転していた時のことがあります。私が苦手意識を持っている点滅信号の交差点を注意深く進んだところその直後に、その日数時間続いていた吐き気がきれいに消えていました。その交差点で「今、ここ」に意識が集中したのだとわかりました。1週間ほど経った今でも、その交差点でどちらが先に進行しようかとうかがいながら横から出てきたバスの動きをはっきりと思い出せます。

 

そのような高い集中力をもっと身近な生活のなかで発揮しやすくなれたら(マインドフルネスというツールをもってしても高い集中力を無理に生じさせることはできないようですが、体と意識とが今という瞬間に統一されやすくなるようです)、より簡単に偏桃体の異常な興奮も鎮められて(それが日本語版監修者の言う「偏桃体からの支配から抜け出す」ということなんでしょうね)、その結果体調も落ち着かせやすくなるのだと思います。

マインドフルネスな状態でいると扁桃体自体が異常な興奮をしにくくなるのかもしれません。

 

石川氏は、マインドフルネスに取り組むようになって次のような変化があったと言っています。

自分にとって「何が満足」で「何をしたら1日を満足して終えられるか」に意識が向き、それがわかると自分の満足の置き方が変わった。「今日、何をできたか」ということが喜びになった。

 

ベイズ氏の言葉より

英語版著者・ベイズ氏の言葉も響いてくる部分が多かったです。

人の心が「今、ここ」にいない時には「過去」「未来」「空想の世界」のどこかに行っていると書かれています。

 

過去の嫌な出来事を何回も思い出すのは、また同じような間違いや失敗を繰り返さないかと恐れているからだということです。

ところが、過去を思い返して後悔に浸っていると、現在のことがおろそかになってかえって自分が恐れている状況を生み出しやすいと筆者は書いています。

 

未来に関してあれこれ悪いことを考えてしまえば、その不安について対処できるようにと計画を立てようとします。そのほとんどは実際には起こらないことなのに。

そんなふうに、しょっちゅう未来にジャンプすることは、頭と心のエネルギーの無駄づかいです。

まさにその通りで、たしかに私は疲れやすいほうだし、それは未来の不安について相当なエネルギーを使っているからだとも思えました。「脳疲労」という言葉も広まり始めていますね。

 

空想についてはどうでしょうか。目的を持った創造性につながるものは自他の人生にプラスとなりますが、想像する能力が逃げ道として使われる時がエネルギーの浪費になっていると著者は言います。 

 

マインドフルネスの練習をしていると、頭が過去や未来に出かけて行ってエネルギーを浪費していても、「今」の瞬間に立ち返ることを思い出せるようになります。

筆者によると、脳は現在の瞬間、出来事の流れのなかに身を置いてリラックスするときに休むことができるそうです。寝ている間も脳は休んでいないようです。不安や日々の出来事を混ぜ合わせて夢を作っていたりするからということです。

そういうふうに言われると、夢を見ていない深い眠りの時はある程度休めているんじゃないかとも思いますが、起きている時に脳を休ませられたとしたら画期的だと思うのでマインドフルネスを前向きに練習したい気持ちは変わりませんでした。

 

そして、私がいちばん衝撃を受けた文章がこちらです。

マインドフルの状態にあるとき、人は自分だけに与えられた人生のそれぞれの瞬間のありがたさに気づきます。マインドフルネスとは、お返しのできない贈り物に対する感謝を表現する方法です。与えられたものに意識を向けることが、絶えざる祈りと感謝の行為なのです。

とても大きなことを述べられています。それでいて本質的なことでもあります。

抽象的でもあるのに妙にしっくり伝わってきて、感動もしていました。

 

また、「お返しのできない贈り物」はもちろんいろんなものを指すことができると思います。

生命的なもの、人間関係的なもの、これまでの経験、自分の置かれている生活環境など、そしてあらゆる物質的なもの。

 

そして大変遅くなりましたが、ここでAmazonほしいものリストからいただいたプレゼントのお礼も申し上げたいと思います。私が大好きなおつまみ的お菓子、セサミクラッカーをいただきました!

共立食品 100AP セサミクラッカー&ナッツ 35g×6袋

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 匿名の方からのプレゼントでしたので、まさに「お返しのできない贈り物」です。

私のブログを読んでさらにプレゼントまでしてくれる人が存在していることがすごくうれしかったのでした。まさに今までに味わったことのない刺激的な感謝の気持ちでした。

その気持ちを感じたことがあるので、マインドフルネスで目指すところの「お返しのできない贈り物への感謝の表現」というものがつかみやすい気がします。

 

▼「もち子」宛に届くのもおもしろかったです!

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本と一緒にしていくマインドフルネスの練習について

この本にはマインドフルネスの練習となる事柄が53種類紹介されています。

そのひとつひとつの練習内容を、それぞれ1週間かけて取り組んでいくように指示がされています。

 

どんな練習内容かというと例えば、

-食べる時は「食べること」に専念する

-「足の裏」を意識する

-「利き手でないほうの手」を使う

-「嫌だ」という気持ちを意識する

-「おなかの空き具合」を意識する

-「今夜死んでしまうかもしれない」と思って接する

などです。

 

取り組む順番は自由で良いそうなので、私は食べる時は「食べること」に専念することから始めました。

噛むことすら意識しないで漫然と食べてしまうクセがあるからです。その結果、食べ過ぎたり、食べたものの味があまり意識に残ってなかったりします。

 

先週の半ばにこの本を読み始めたので、先週~今週にかけてじっくり取り組むのに最適な練習を選べたとも思っています。

ひとつの練習の1週間かけて取り組んだら、毎週月曜日に新しい練習を始めていきたいと思っています。

 

この本では、その練習をして得られるであろう気づきについても記載されています。

なので、自力でどこまで気づけるかという挑戦意識も刺激されて続けられそうですし、自分では気づけない部分まで誘導してもらえるという安心感もあります。

気づきについては、週の半ばに読むべき項目と、1週間終えて最終的に読むべき項目の2段構えになっているところも新設設計だと思います。

 

ベイズ氏は、毎週の練習への取り組みや気づきをブログに書くことも勧めています。

なので、書ける時は書いてみようと思います。

 

また、他の人と練習を共有することも勧めています。

なので、だんなをそれとなく誘ってみようと思います。一緒にやってみるというよりたぶん、私への注意係みたいな存在になるんじゃないかと想像しますが…

 

あとは、今は図書館から借りて読んでいる本なので、53週間をともにするために自分用の本を買うことも必要ですね。