マインドフルネスの練習《8週目》-1日の終わりを「感謝」で締めくくる(WEEK8)
停滞していたマインドフルネスの練習を再開しました。
▼この本に沿って練習してます
前回取り組んだ、『すべてを吸収するように人の話を聴く』というテーマが難しすぎてほとんど実行できませんでした。
加えて練習自体への中だるみもあったりで練習は中断状態になっていました。
現段階の自分にはレベルが高い練習だったみたい!と割り切って、新しいテーマに切り替えての再開です。
今回は確実に実行できそうなテーマにしようと思って、
1日の終わりを「感謝」で締めくくる
を選びました。
具体的には、寝る前にその日にあったことで「ありがたい」と思ったできごとを5つ書き出すというものです。
実行してみて
毎日5つも挙げられるかな!?とまたしても練習テーマにうまく取り組めないんじゃないかという不安もありました。
結果的には、どんなに自分的に不完全燃焼な日でも5つは挙げられました!
充実していた日にはいくらでも挙げられてしまうくらいでした。
簡単に挙げられるので、練習を始めた当初は、今日という日はちょうどこのテーマにふさわしいありがたい日だったのかな?なんて思いました。
そんな日が続いたので、1日の中にはいくらでも感謝できることがあるんだなと受け止めるようになりました。
書き出している時間も楽しいし、ある程度書きたまったものを見返して読むのも楽しい気分になります。
と言うことで、この練習がとても気に入ったので2週間続けてやってます。
練習を超えて、習慣にしてもいいなって思ってます。
この本の好きなところは、時々詩的な表現が入っているところです。原著は英語です。
感謝のリストを挙げていくことについてはこのような書かれています。
やってみると、書くことがたくさんあることに驚きます。
長いこと忘れられていた蛇口を開けたみたいに、あとからあとから流れ出てくるのです。
感じた感謝をどれだけ伝えているか
この練習で、自分自身や自然に感謝する内容もありますが、他人への感謝も多く挙げてきました。
なのにそのほとんどをその本人たちに伝えていないということに気づいてしまいました。
特に、細々とした感謝を表すのって、なんとなく恥ずかしくて伝えることはあまりしていません。
ただ、私の本心としては伝えたいんです。
いままで生きてきた中でいろいろ経験するうちに細かい感謝は伝えないという今の感じに落ち着いたんだと思います。
伝えた感謝を茶化されたり、そんなこといいのに!とか言われるうちになんとなく落ち着くところに落ち着いていくんだと思います。
中学生の頃、聞いていたラジオの英会話番組がありました。
まだ基礎英語って続いてるのかな?
その基礎英語のスキット中で、こどもにその日の予定を言われた父親が「思い出させてくれてありがとう Thank you for remaining me.」と言うセリフがありました。
こんな小さいことにも thank you って言った!と私は驚きました。それも若干、父親への念押しとも取れる発言だったにもかかわらずにありがとうって言ってました。
ささいなことにも感謝を伝えられる英語感の雰囲気がいいなって思いました。
当時の私は中学生。
中学になじめていなかったので、友達とも先生方とも自分から関わっていけませんでした。
感謝を伝えるのも「どうも」と言うのがやっとでした。
そんな自分とその英語圏のお父さんとはあまりに掛け離れていましたね。
【追記】最近、英語の例文でこんなやりとりを見ました。
くちゃくちゃと音を立てて食べているこどもに、音を出さないように注意する母親。
わかったと言うこども。
そこで母親はこどもに Thank you. と言っていました。ここで「ありがとう」なんだ!とまたまた異文化体験をしました。
本の中では幸福についての研究している心理学者のこんな言葉も載っていました。
「感謝の日記」をつけ、自分に親切にしてくれた人に常に感謝を表すようにすると、幸福感が大幅に向上し、抑うつ感が減る
らしいです。
感謝もそうですが、そもそも私は自分が思ったことのうちのどれくらいを人に伝えられているんだろうかと思いました。
思ったことの全部を伝える必要はないんだろうけど、本心で伝えたいと思う部分については実際に伝えていけたらいいなと思います。
関連する他の練習メニュー
まだ未挑戦のマインドフルネスの練習テーマで、今回のものと関連が強そうに見えるものがいくつかあります。
心からの「ほめ言葉」を伝える
・・・これ、今の私にはいかにもハードル高そうです。
なので後回しにしようと思います。
と、思って他の練習テーマをながめていると、
「先延ばしにする心」を意識する
というのがありました!
私の行動や思考パターンを全て見透かされているような練習メニューの数々。
これならば、地道に積み重ねて行くうちにたしかに一皮剥けそうな気がします。