タテワレ・デイズ

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野性的な体で社会生活したい主婦のブログ 腹筋縦割れを再び目標に掲げ、今度こそまぶしい縦割れをものにしたい! でも横割れまではいらないかな お気楽なエコ思想がライフワーク 健康管理・子育て・自分のブロック解放などについて書いていきます

マインドフルネスの練習《3週目》-「身の周りの音」に耳を澄ます(WEEK9)

マインドフルネスの練習を始めて丸3週間が経ちました。

練習テーマには毎週ひとつずつ取り組んでいるので、現時点で3種類やり終えたことになります。

練習テーマは全部で53種類あります。

 

「今、ここ」に意識を集中する練習 心を強く、やわらかくする「マインドフルネス」入門

「今、ここ」に意識を集中する練習 心を強く、やわらかくする「マインドフルネス」入門

  • 作者: ジャン・チョーズン・ベイズ,石川善樹,高橋由紀子
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2016/07/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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さて、この1週間で取り組んだ練習は「身の周りの音」に耳を澄ますでした。

 

この練習を選んだ理由

本に紹介されている53種類の練習テーマから、比較的実行しやすそうなものを選んで始めています。

 

耳をすますのは実行しやすそうだし、普通の人には聞こえないとされる低周波音が聞こえるなど音に敏感な私としては、早い段階で音に関するテーマに取り組むのは自然な流れかなと思いました。

 

耳をすますのは、1日のうちの数回で良いみたいです。

 

また、私はストレスを感じると精神的な吐き気を感じて目の前のことに集中できなくなることがあります。

そんな症状とは小学生の時からの付き合いです。もうすぐ30年近くなります。

 

パニック障害専門カウンセラーとがしやすゆきさんのブログを読み込んで4年は経つでしょうか。

とがしさんも、そのような症状に襲われる時は心が「今、ここ」にいないことが原因と仰っています。

 

とがしさんが発信している情報のおかげで、だいぶその吐き気を気にしないように、そして、吐き気自体に振り回されないようになりました。

 

その結果、精神的な吐き気を感じることも症状の強さも減ってきています。

そしてその症状の最中には、あらゆる刺激がとにかく吐き気を強めるように感じられるのです。

 

刺激とは光や音やにおいです。

最近ひさしぶりに吐き気を感じた時には、あらゆる音が耳ざわりに感じたので、音に関する練習に興味を持ちました。

 

早く訪れた気づき

耳をすましてみたところ、近くの音や遠くの音をいろいろ拾いました。

 

不快な音も気持ち良い音もありました。

 

普段生活している時には、耳に届いていても意識的には聞こえていない音が多いということを気づかせたいんだろうな、とピンときました。

 

特に女性は、聞き取りたいものに意識を集中させることが得意なのでわかりやすかったです。

 

父もだんなもそうなのですが、近くでテレビがついていたりすると電話で話すことがうまくできません。

多くの女性は、電話で話すとなったら近くのテレビの音はもはや聞こえていないに等しい状態に切り替わりますからね。

 

本によると、耳がとらえている音のほとんどは脳にブロックされているそうです。そして自分にとってより重要な音に集中できるようにしているようです。

 

こんな感じで、練習も3週目になると、各練習テーマが目的としている気づきの内容を当ててみたいというクイズ的な楽しみが出てきました。

 

音と「今、ここ」

確かに私たちが暮らす場では、無音なところはありません。

 

ある音が快か不快かは脳が判断していると、低周波騒音に悩んでいる時に調べました。

 

この本では、音に対して真剣に耳を澄ますことを勧めています。

快か不快かは脳レベルで判断されてしまうことではあるけれども1度置いておくっていう感じなんだと思います。

 

生まれて初めて聞く音であるかのように聴く必要があります

とも書かれています。

 

音に関心を引かれるようになるともっと意識を集中して聴きたくなります

ともありますが、私は1週間でそこまでは達していません。

 

そういうレベルで音に耳を澄ませられるようになると、不安から心を切り離すことができるようになると筆者は書いています。

不安を感じている時の心は未来に旅立っています。音に意識を向けることで「今、ここ」に返りやすくなるからだと思います。

 

音の刺激によって「今、ここ」に強烈な力で立ち戻ってきた経験は誰にもあると思います。

例えば、鍋をコンロの火にかけたまま他のことへ意識が行ってしまっていた時に、吹きこぼれる音で「鍋の今」がマズい状態なことに気付いたり。

ぼんやり外を歩いている時に車や自転車の急ブレーキ音が聞こえて「身の危険にある今」に気付いたり。

 

音はその時その時に存在しています。

「今」とのリンクが非常に強い性質を持ちます。

 

音への真剣な関心を育てられたならば、「音」を利用して「今」を意識しやすくなると思います。

「音」は「今、ここ」から旅立っている意識を「今、ここ」に戻してくるのに強力なツールとなってくれそうです。

 

私がその境地に達したならば、「音」は精神的な吐き気を感じた時に吐き気を刺激するものではもはやなく、むしろ「今、ここ」に立ち戻る(そうすると扁桃体の異常興奮が鎮まって自然と症状が鎮まっていく)ための貴重なツールのひとつになるだろうと希望を持てる結果となりました。